クレジットカード現金化の換金率はどう決まるのか

クレジットカード現金化を行う際には、ショッピング枠を使ったクレジットカード決済が必ず行われるので、経費や手数料を引いた金額が換金率となるはずです。実際の換金率は70%~80%程度が多くなりますが、クレジットカード現金化業者によりなぜ換金率に違いが出るのか不思議に思っている人がいるでしょう。換金率がどのような経緯で決まるのか、実情を含めて解説します。

自分でクレジットカード現金化を行うと換金率の高さと引き換えにカード利用停止リスクが高まる

クレジットカード現金化を自分で行う際には、換金率が高い商品を事前に調べた上でクレジットカード決済で購入して買取店へ持ち込めば現金化できます。換金率が高い商品として、次のような商品が古くから使われています。

  • 新幹線回数券
  • 商品券
  • ブランド品
  • 家電製品
  • デジタルギフト券

クレジットカード会社の監視システムに引っかかりやすい

クレジットカードを換金目的で使用することは、残念ながらクレジットカードの利用規約で明確に禁止されています。そして、各クレジットカード会社では独自の監視システムにより日々の取引状況をチェックしており、異常な使い方をしているクレジットカード決済を自動検出しています。不自然な使い方をしたクレジットカードは、目視確認に回されて詳細な追跡調査が行われるので、クレジットカード現金化を行いやすい新幹線回数券などは自分で使う分以上の購入を行うとすぐにクレジットカード利用停止措置対象となります。

クレジットカード現金化業者の換金率が決まるポイント

クレジットカード現金化業者を通せば、数多くのクレジットカード決済に紛れ込ませて独自のノウハウによりクレジットカード現金化を行ったとは分からない方法で決済を行います。しかし、自分でクレジットカード現金化を行った場合よりも、手数料や税金といった控除額により平均25%前後の金額が換金率から目減りしてしまいます。そこで、クレジットカード現金化業者の換金率は、以下のように決まることを知っておく必要があるわけです。

控除対象となる金額リストを把握しよう

クレジットカード現金化業者がクレジットカード決済額から控除する金額は、次のような内訳が一般的です。

  • 消費税10&
  • クレジットカード決済手数料1%~8%
  • 振込手数料及び送料といった手数料1,000円~決済額の3%
  • クレジットカード現金化業者の経費及び利益3%~8%

上記を合計すると、16%~30%程度の金額となってしまうので、平均すると換金率が70%~80%程度となるわけです。

クレジットカード現金化で換金率を高めるにはどうすればよいのか

クレジットカード現金化業者は、後日振り込みされる売上金からカード決済手数料を引いた金額を見込んで現金振込を先払いします。このため、工夫次第では同じ決済金額であっても換金率を引き上げられるはずです。

クレジットカード決済手数料が低いクレジットカードを用意する

クレジットカード現金化を行う際に最も影響を受けやすいのは、クレジットカード決済手数料の存在です。海外のクレジットカードならば決済手数料は0.25%~0.75%が一般的ですが、日本国内で発行されたクレジットカードは1%~8%程度と法外と思えるほどの金額が設定されています。なぜなら、現金に信用力がある日本ではクレジットカードの需要が海外ほど無いために、クレジットカードの年会費が安すぎる割にポイント付与率が高いからです。また、海外のクレジットカードとの競争環境がまだ少ないので、JCBブランドのクレジットカードのようにカード決済手数料が3.75%~8%という極めて高い水準が維持されています。このため、中小企業が運営する飲食店では、こっそりJCBブランドの取り扱いを終了している店舗がジワジワと広がっているほどです。VISAやMasterCardブランドは、アクワイアラーと呼ばれる決済会社が複数社存在しているので、市場原理が働き競合アクワイアラー間で加盟店の取り合いが行われてクレジットカード決済手数料が多少抑えられています。JCBブランドはアクワイアラーもJCBが1社のみで行っているので、基本的に加盟店との力関係のみでクレジットカード決済手数料が決まるために高いわけです。クレジットカード現金化業者を利用する際には、複数枚クレジットカードを保有していれば、クレジットカード決済手数料が低いクレジットカードにするほど換金率を引き上げられます。

取引方法を吟味してクレジットカード現金化業者を選ぶ

換金率重視でクレジットカード現金化業者を選ぶならば、消費税について無視できるデジタルギフト券買取方式を選ぶ方法があります。クレジットカード現金化は、商品売買契約が基本となるので消費税10%の呪縛からは逃れられません。しかし、クレジットカード決済手数料と消費税を実質的に発行者が負担してくれるamazonギフト券の買取を利用すれば、クレジットカード現金化業者は買取専門の古物商としてのみ動けます。デジタルギフト券は買取相場変動が激しいので、相場次第で大きく変わるもののデジタルギフト券買取ならば、余計な手数料を支払う必要が無い分だけ換金率を高められるわけです。